似顔絵プロ

テレビ番組専用のイラストレーター森本レオリオです。過去に仕事で描いた芸能人の似顔絵をちまちまとUPします。

イラストレーターの仕事は孤独ときたものだ

神々の山嶺」”谷口 ジロー/夢枕 獏” は無人島にもって行きたい

岡田准一 似顔絵 イラスト

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どうして岡田准一氏の似顔絵イラストかというと、最近久しぶりに夢枕獏:著 神々の山嶺を改めて読んだ。

映画化された「エヴェレスト 神々の山嶺で主演を果たしているのは、岡田准一氏なので、なんとなく、上に。

 

「映画 エベレスト」で検索すると、ハリウッド映画の方の「エベレスト3D」が出てくるが、邦画の方は「エヴェレスト 」だ。たぶん、下唇を噛んで発音する。その主演が岡田准一氏。

 

以前読んだことがあって、心震えるとはこのことかというくらい名作だった。

それはまるで、あんこがいっぱい詰まり過ぎてハミ出したどら焼きの如し、カツどんの上部のカツを食べ終えたら、ご飯の下にまだカツが敷いてあったのかのような衝撃!

「食べきれません!」

 

原作小説の方は読んでいなくて、谷口ジロー先生(孤独のグルメ:等)の作画によるコミカライズの方です。すべてが圧倒的な絵力。文字や会話がなくても絵による説得力が風速50kmぐらいで紙から放たれてくるくらいの絵の力。そびえる雪山と深みのある男たち。

 

とにかく読まれたことがない方は、なにがなんでも読んでほしい。

よくある無人島に1冊持っていくとしたら何にするといった質問があれば、この本しかない。全5巻なので「1冊だけ」という規定に触れてしまうが、そこは、まあ、なんだ。残り四冊、隠してもっていけばいい。背中とかに入れて。

 

トーリーは、マロリーのカメラがどうとかそこから説明しなくても、世の中検索すれば誰かが簡単なストーリーは書いてくれているだろう。

 

もっと簡略していえば、山登りの話。

 

ロープーウェイに乗って、登山コースをお弁当持ってテクテク登ろうかといったレベルじゃなくて、圧倒的に殺しにかかってくるような標高の高さの山の登頂に挑戦する男の話。

ただ登ればいいという話ではない、いかに過酷な条件とルートで登るか、誰もやっていないルート、むしろ誰がこんなルートで登れようかといった条件にあえて挑む登山家の話。

「山と人間との戦いの話」とも思ったけど、違う。これは自分自身との戦いだ。

だれも「お願いだから、標高8000m上のユリの花を酸素ボンベなしで摘んできて!あの花がいるのよ、あの花じゃないと駄目なのよ、しおりにしたいのよ」とお願いしていないもの。まずユリが生きられない。生物が生きていい高さではない。神の領域だから、生物が踏みこまなくていい。神々に選ばれなかった人間は容赦なく殺される。本当に殺しにかかってくる。人間がいていい領域の世界ではないので排除される。

そこにあえて挑む。だれもやってないことに挑む。「だれがそれが出来る?俺なら、俺こそならそれが出来る」といったある登山家の男と、それに魅了されたカメラマンの男。

 

普段の生活にて、なんら不満も問題もないけど、自分の知らない世界には圧倒的な大きさと険しさと厳しさを備えたモノがある。コンクリートに囲まれて、電気も水もボタンひとつでどうにかなる。コンビニも100m起きくらいにある。なんなら、コンビニの横にコンビニがる、数m先には「まいばすけっと」まである。

そんな生活なんて、釈迦の手のひらの上の如し、そのモノが圧倒的な力を振るえばそんなものは、指先ひとつでダウンですよ。

それが自然。もとい地球。

 

その上に立ってやる。

普段から立ってますやん!といった話ではなく、人間なんかにはここまで来れないだろうといった、自然の悪意でも篭められたような造形と高さを誇る頂きの上に自分の力で立ってやる。まさに大きな征服感。自然に、地球に、はむかってやる。地球にとっては虫のようなものが、地球に噛み付いてやる。誰の力で?自分自身だけの力で、内側に秘めた熱い情熱によって支えられた精神力と鍛えられた肉体を駆使して、お前の上に立ってやる!それにとりつかれた男。

決して敵対視した目線で山を見ているわけではなくて、そいつがいないと、山がいないと、自分自身の存在意義もない。挑んで登りきって帰ってくることに意味がある。「俺」のために山がある。

一切迷いがない。明らかな目標がある人間というのは迷いがない。いろいろなものを捨ててきてしまっても迷いがない。勝たないと意味がない。

抑えきれない高熱に焼けに焼けた情熱というものを誰でも持っているはず。でも、それを出すことも、出す方法も、出す場所も分からずに時間が経過していってしまうということがあると思う。ただ、出す方法&場所が分かった人間というものは機関車のようだ。スピードを上げに上げていけば、いつか脱線してしまうかもしれないけど、脱線してしまうまで止められない。

 

 

歴史的ロマンのある話と、誰もやっていない登山に挑む男と、その男の過去から現在を追うことで「いままで、どこかで逃げてばっかりだった」と変わっていく男の話とで、あっという間に話に引き込まれこと請け合いです。

 

過酷な状況に自分を追い込み、そこから勝利ににも似た征服感、自分の存在というものを再認識する。あきらかにドーパミンが出まくっているだろうなというのが分かる。ある意味、過酷な登山という麻薬にハマってしまっている。

 

過酷な状況に挑む&克服するというが気持ちいいのは分かる。そういった状況をハタから見ることが嫌いじゃない人が多いのも分かる。

「マラソン中継」とか、まさにそれじゃないかなと思う。

話の中に出てくる「登山」も、上のマラソンもそうだけど、その競技などが行われている時間というのが長い。100mを何秒でといった話ではない。そりゃ練習している期間はどの競技も長いけど、本番とされる時間は一長一短。

マラソンは数時間と長い。登山は数日間と、これまた長い。

 

話の中の登山では、生死がかかっている。すぐ隣に死が立っている。緊張の状態の時間が長い。

そういう過酷な状況。しかも自分一人。

 

チーム戦ではなく、単独でぐいぐい前にか、上にか進んでいくというのは自分自身との戦いになる(単独登山ならね)。前に、前に、自分で足を出していかねば。

その行為の時間が長ければ自分との戦いになる。

 

話の中にも出てくるけど、なかなか進めない過酷な状況(山の天候が険しい・岸壁が険しい)になっていくと、自分自身も下手すれば敵のようになってくる。

酸素不足や疲労などで幻覚が見えてくるようなシーンも多々ある。その幻覚の内容の要因になっているのは、自分自身の過去、もとい深層心理の中にある傷が目に見える形で襲ってくるわけで、何度も何度も自分自身と対話せざるをえない。

自分を奮い立たせるのも自分であれば、自分自身の足を引っ張っていこうとするのも自分だ。

本の中で出てくるセリフで

 

「失敗しようが うまく ゆこうが 全部 おれの責任だ

 頂上に立つのも独りだ

 断念するのも

 敗退するのも

 おれ独りだ

 死ぬ時も

 独りだ                     」

 

覚悟と責任がないと言えない。

 

岡田准一,尾野真千子,似顔絵,イラスト

<映画が公開された頃、某番組にヒロイン役の尾野真千子さんが出演されて、

「エヴェレスト 神々の山嶺」の裏話をされました。そのときにイラストをご依頼

いただきました>

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イラストレーターという仕事も孤独。

本当に孤独。

壷に虫を集めてどうとかとかの蠱毒(こどく)ではなく、アローン・アゲインナチュラリー♪の孤独。

孤独な作業。

 

本当に孤独な作業です。

 

神々の山嶺」を読んでいて、登場人物が生物の一切いない標高にて圧倒的な孤独を感じる。上記にも書いたけど、単独で山を登っていくというのは・・・、じんわりじっくり時間をかけて(かけないと登れない)登っていくというのは・・・、自分との戦いになる。

「もう楽になりたい・・・」「この手を離せば・・・」といった状況が登山家に結構な頻度で襲ってくる。

 

それに打ち勝つ強さが要る。

 

よくある「山がそこにあるから登るんだ byマロリー(実際にはエベレストを指してる)」ではなく、俺がいるから山に登るんだといった考え方にしないといけない。

 

じゃないと、大きな大きな大きな自然の中に「ポツン」では圧倒的な孤独に耐えられない。「俺」を中心に世界が、自然が広がっている。俺に踏まれるために山がある。

 

イラストレーターという仕事も圧倒的な孤独との戦いの面がある。

 

自分から望んで山に登ったので、それは仕方ない。

厳しくするのも自分だし、甘やかすのも自分。誰もなにも言わないよ。

自分で自分のお尻を蹴り上げて、一歩一歩、前に踏み出すしかない。

 

 

自分を奮い立たせるのも自分、負けて山から落ちることを選ぶのも自分。

自分自身で「あげぽよTONIGHT」しないといけない。

 

www.youtube.com

 

 ↓ただいま関わらせてもらってる番組。

(全部、毎週描いてるわけじゃないです。これに単発番組と雑誌のイラストが来ます)



朝日放送 / 人生で大事なことは〇〇から学んだ

・フジテレビ / バイキング

関西テレビ放送 / 有吉弘行のダレトク!?

関西テレビ放送 / 桃色つるべ

テレビ東京 / 超かわいい映像連発!どうぶつピース!!

日本テレビ / ナカイの窓

日本テレビ / マツコ会議

日本テレビ / 世界まる見え!テレビ特捜部

日本テレビ / 1周回って知らない話

日本テレビ / AKBINGO

日本テレビ / うちのガヤがすみません

・TBS / 炎の体育会TV

・TBS / アッコにおまかせ

・TBS / 好きか嫌いか言う時間

テレビ大阪 / わざわざ言うテレビ

BSスカパー! / 演劇人は夜な夜な下北の街で呑み明かす

TOKYO MX / ニュース女子

 ・AbemaTV(アベマTV)/ゴシップジェネレーション

 

 

それと、DHCさんの健康食品のCM用にイラスト描かせてもらいました。7月から流れているはずです(まだ拝見してないです)。

 

 

 

ただ、当方の場合は、少々目指す「山」が見えなくなってきてるんだよね。

税金考えると、年に数千万円の売り上げを目指すとかそういうのも無駄だなと思うし、特にこれといって何かになりたいという「姿/絵」というのも少々曖昧になってしまった。

 

とにかく出来るだけ、外に出よう。篭もって仕事しすぎ。

 

今は登るだけ。山頂が見えないというのは、岩をつかむ手がゆるみがちになりがちだけど。登り続けるしかない。

 

 

イラストレーター森本レオリオ このホームページにつきまして

www.leolio.com

おかだ じゅんいち Okada Junichi


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