似顔絵プロ

テレビ番組専用のイラストレーター森本レオリオです。過去に仕事で描いた芸能人の似顔絵をちまちまとUPします。

去年の12月にある話を耳にしまして

なんかですね、去年の12月にある話を耳にしまして。

 

うちと同じく、個人でやられているテレビのイラストレータさんの話なんだけど。

その人のことを又聞きした形になるんですが、、、

 

 

まあ、テレビのスケジュールの過酷さ、心無い修正もあるし、時間もめちゃくちゃだったりするし(締め切りが短かったり、夜中や早朝に電話が来たり)、絵描きの気持ちなんか分かってもらえるわけないし、で体調を崩されたと。

身体的なことだけじゃなくて。

 

分かります。

 

普通の人の生活サイクルとは明らかに違う世界だものね。

日勤&夜勤をダブルでやることもあるもの。「昨日の朝の5時にも起きてたな。そして今も朝の5時だな。ずっと起きてるな」的なね。

たまに言うんだけど、録画しておいた「5時に夢中」を、朝の5時に仕事中に流していることがある。実際の5時(17時)にも起きてたのに。

 

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ADさんもよく「飛ぶ」とか、同じ意味になるけど「連絡がつかなくなる」とかありますしね。

当方の場合でも、ある番組の間入ってやりとりしていたADさんが飛んだことがある。

イラストのデータを持ったまま連絡取れなくなった。つまりは番組自体にイラストが行ってない。おいおい。せめて納品してから飛んでよ。

ADさんは離職率が高いと聞きますが、まあ分かります。

なぜこの時間に連絡して、この早さでレスポンスが来るんだ!ってときがあるもの。

 

しんどいよね。当方もちょっと頭どうにかなってるなって(寝てなくて)時もあるもの。寝てないと人はおかしくなるよ。特に寝てない日が続くと。

自分で何を言っているんだろう。一人で(笑)・・・というときがあります。

これがもっと深刻になると「病む」って状態ですね。当方も後から思うと、あのとき病んでいたんじゃないかな?って時期がありましたよ。仕事は続けたけど。首から上が病んでようが、描くのは止めなければいい。

 

ここで寝てしまうと、スケジュール的に間に合わない!ってことがあるのでやるしかないんですよ。

というか、早く描くと、まだ仕事が詰め込める!っていう発想だからね。まあ、よくない。

 

寝てないとおかしくなるわ。正確に言うと寝かしてもらえないとね。

 

 

前述のイラストレーターさんは一回(ある時期)この仕事から一歩引かれたようでして・・・・

 

ところが、これがその人のことを又聞きしただけの話で終わることじゃなくて、当方にも「あっ!」と思うことが実はありまして。

話を聞いてから、この方のイラストを見たときにあることに気づいたわけですよ。

「このタッチは・・」と。

 

 

実は、この方の後を引き継いで、当方がイラストを描いた番組があるんですよ。

 

「その人のタッチ」でね。

 

普段から、イラスト制作会社の手が足りないときに、そこの会社のタッチに合わせてイラストが足りないところを描いて下さい!的なご依頼が来ることもあるので、イラストのタッチを合わせるということはよくあることです。

うちのギャラリーを見てもらっても分かることだけど、タッチはバラバラに変えたりしてます。

 

結局はその番組は最終回まで当方が関わりました。

 

あらゆるタッチが描けるようにはしないといけないなとはつくづく思います。

人様の発注があってからこそ成り立つ仕事なんだから。

「自分の描きたい絵」なんかは要らないんですよ。それは個人的に描けばいい。アーティストにでもなればいい。

商業イラストレーターは人が欲しいものを絵にする仕事なので、人がこういうイラストが欲しいというイラストを描かないといけない。

人様の頭の中を翻訳してあげる仕事だと思っています。

ある監督さんの話があるんだけど、長くなるので止めときます。

 

それに加えて自分の軸となるタッチも年数に合わせて変えていかないと。絵なんか流行ものなんだから。

 5年後、10年後もこういった仕事を続けたい場合には、時代に合わせて絵は進化させないと。確実に古くなるもの。

 

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私は古い雑誌なんかは高速スキャナ(SCAN SNAP)で、JPEGに変換してあったりするんですが、自分の古い仕事(2005年くらいの雑誌)見ていると、そのタッチだと今までイラストレーターとしては生きてこれてなかったんじゃないかな・・・と思う。

(たまに昔のタッチで描きたいときもあるよ)

 

あと、その雑誌の中でイラスト描いてる他の方がいたりするんだけど、はっきり言ってどれくらいの人がイラストレーターとして生き残ってるんだろう。もう2018年だよ。

言ってしまえば、ぞの雑誌の存在自体すら無い。

出版不況もあるし雑誌は寿命があるとはいえ、10年以上前に描いてた雑誌は全滅ですよ。

 

なにが言いたいかと言うと、こういう仕事は椅子取りゲームなんだなと。

イラストの仕事だけに限定された話じゃなくて、技術職一般に言えることじゃないかなと思います。

誰かが座ると、その人が退くまで椅子が空かない仕事ってありますよね。

 

 

元の話に戻るけど、まあどんな仕事でも体はお大事に。精神的な面も含め。

 

 

テレビのイラストレータはですね、「12月」を何度も乗り越えることが出来たらやっていけるんじゃないかなと思います。

 

「寝ないで済む体」が欲しいとか思うけど、人生はそれだけじゃないよな。

人生の楽しみって。

 

 

とか言いつつ、昨日 「Painter2018 / ペインター2018 」を購入しちゃったんですけど。

 

Corel Painter 2018

Corel Painter 2018

 

 

 PhotShopと比較しても、レイヤーとか持ち込めるし、出力もPSDで出せるし、他のペイント系のソフトと比較しても筆などの機能も多いしで。

 

いろいろと技術を高めたいじゃないですか。

 

 

それはそれで置いておいて、もっと外に出て遊びたいってのもありますよ。 

ずっとこの仕事やっていると、「外に出る」って大事だと思います。

 

 

イラストレーター森本レオリオ このホームページにつきまして

 


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