竹内結子 の 似顔絵イラスト
「残穢【ざんえ】 ‐住んではいけない部屋」を観た。
いい演技。客観的に物事を見ようとする作家というキャラをきっちり演じていた。
また、声がいいね。
映画は、ミステリーのようにマンションが建っていた場所の過去を、小さな手がかりと手がかりを繋いでは探っていく工程はすごくよかったのだけど、最後の5分くらいは要らなかったのではないだろうか。
ネタバレになってしまうので詳しくは言わないが、映画の作りはまるで日記を読み解いていくような雰囲気を持っていたので、観客の想像性に任せてしまうような含みを持たせた演出のみで良かったと思う。
最後の方で竹内結子にかかってくる電話も無言の方がよかった。
新築の家の電気が人も通ってないのに反応するという演出はよかったのに。
わざわざ黒い●●●とか出さなくても、「リング」じゃあるまいし。
でも、それじゃ、なんというか、映画として「絵」が寂しかったのだろうね。映画会社側から、一言あったのではないだろうか。
客が分かりやすく「キャーーーー!!」と言うようなものを出せと。
つまりは、お化け屋敷風にしろということだ。これは絵に描いたホラー映画だと。
ただ残念なのは、黒い●●●とかが、2016年なのに2016年とは思えないクオリティだったこと。
最近、久しぶりに黒沢清の「回路」を観たけど、あれに出てくる黒いお化けの方が圧倒的にクオリティが高いし、まず、2001年の映画ですぜ。あれ、15年前ですぜ。
なのに、2016年の方がCGのクオリティが低い。
例えば、「編集さんと連絡が取れなくなった・・・」とか、竹内結子にナレーション的に言わせるだけでも、それまで突き止めた事の真相など考えると十分怖いはずだ。
・・・分かりやすく襲ってこないとダメなのか。
ところで、リングと言えば映画よりも先にテレビで二時間ドラマで放送された 原田芳雄 と高橋克典主演のものの方がよかった。
作りとしては原作に忠実で、これも過去に起きた事件を追わざるえない主人公たちの切迫した緊張感が出ていてよかった。
そう、リングは7日間のうちに真相を突き止めないといけないという、タイムリミットというものがあったからこそ、あれほどの観客をひきつけたのではないだろうか。
「残穢【ざんえ】」は割とゆっくり突き止めていく。
部屋で変な音しまねんという女子大生も、わりと急いでいない。
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宣材写真 takeuchi yuko 芸能人
「あぶない刑事」に竹内結子が出てくる回があるのだけど、正直かわいい。