休もうとしないと休みはこない。ぽくちん。
なんというか、スケジュールがギチギチなわけですよ。
駆け込み寺のように納期が短めなイラストの仕事が来る。「明日はどっちだ!?」ではなくて、「明日が締切!」的な、そう私は駆け込み寺のイラスト和尚さんなわけですよ。
ぽくぽくぽくぽくちーーーん。
<ジャパネットたかた社長 こと 高田明 元社長の似顔絵イラスト
退任されてから、現在は講演会とかされているのかな >
もう10月10日になる。ずっと休みがない。
昔ならば、体育の日。しかし仕事上、暦が全く関係ない。
お正月にテレビが休止して、ずっと真っ暗闇の画面がモニターに映り続けていますか?
ノーノーノー。なんかやってる、ずっとやってる。
12月中に収録した、つまりは12月なのに袴や着物を着た芸能人さんたちがなんかやってたりする。
ずっとずっと365日なんかやってる。
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それはそうとて。
前に、近所の極個人経営の美容室にて。
もちろんそこは、髪を切るのも、ブローするのも、パッパッと床をはくのも、おもてなししてくれるのも、お会計してくれるのも、そこのオーナー。極個人経営だから。
店主と客もマンツーマン。タイマン。
私の髪を店主が切っている間は、他の客は待っている状態よ。
同じ個人経営として、忙しいという話をしておったわけですよ。
そこでピカリと、生唾ゴックンしたのが。
「休むと決めたら休むんです」
といった話。
ただ今、もう朝の6時過ぎなので、当方もくたくたなので、かなり話をはしょるけど、
「子供の体育祭の日なんて、店を閉めます!」
美容室はよく月曜が休みで、言ってしまえば店を構えた客商売なんて、日曜日が売り時なわけですよ。みんな出歩いてることだし。平日にいい年したものが歩いていたら、なんだか申し訳ない気持ちになりかねないけど、休日はもう歩き放題。服さえ着ていたら歩き放題。
髪を切りたい人、もとい普通の勤め日としては、オフ日の土・日にこそ髪を切ってもらいたいもんだよね。だからこそ、お店も日曜日に開けている、ウェルカム状態よ。
客と店とのニーズがパイルダーオンするのが土・日。
そんな客のニーズを知っておきながらも、休むと決めたら休むと。日曜が子供の体育祭ならば、休む。
あのですね、もっとバックグラウンドを離すと、その美容師さんは元々、福島県で美容師として店舗を構えたいたわけよ。でも、例の3.11 の震災のときに家族は無事だったけど、お店もとい自分の実家までもが立ち入り禁止区になったそうな。
建物の状態としては別にたいした損傷があるわけではなく、放射能の問題さえなければ営業は出来ていた。
それから、嫁の実家の東京に来たと。
もちろん、嫁の実家がビルを持っている(1階が空き店舗)だとか、もともと嫁の実家も美容室だったとかじゃなくて、ちゃんと東京でテナントを借りて改めて美容室をやってる。
それキッカケもなきにしもあらずだけど、大事なモノの順番が変わったと。
お金も大事、お客さんをたくさん呼ぶのも大事、それよりもそれよりも・・・・。
個人自営業、休みは自分で作れるんだから、休もうと自分で思ったのならば休もう。
もっと大事な時間もあるんだよ。
うーーーーーーーん。
これは分かってくれる人もいると思うんだけど、個人商売、やはり「乗ってけ乗ってけサーフィン~、あれ?さっきまであった、サーフボードはどこいった?」状態というか、景気にも波があるわけですよ。
私も、イラストレーターとして売れていなかった時期が長かったわけで、売れ出したらその頃の貧乏性精神、かっこよく言うと、プアスビリッツが根強くあるわけよ。
「食えなくなったらどげんしよー。仕事が来るうちは、稼げるうちは、やれるだけ、やらな!詰め込めるだけ、仕事詰めこまな!」
「もう、派遣は無理だぜ。いろいろと、もう朝も早くから埼玉の果てまでとか無理だぜ。ただし、着ぐるみを着てキャラクターになりきるバイトは楽しかったので、何度でもやっていい。子供たちにも大人気だったし。」
まるで、それは暗記パンを腹いっぱい食べようとする、野比のび太かのように。
もとい、詰め込んでくるのは、ドラえもんだったような記憶もあるが。
自営業、いつだって、明日が試験の日の気持ち。暗記パン食べちゃう、詰め込んじゃう。
パン食えるだけ、食う。暗記パン、食う。
関係ないけど、お正月のスーパーなんかで開催している、お菓子の詰め放題好きだぜ。
まあ、そのプアスピリッツとのバランスの兼ね合いだよね。
休むと休んだで仕事したくなるもの。
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それとね、
体力的なこともあるわけよ。10年後、今と同じ体力なんてあるとは思えない。夜はますます、お寝むの時間。お姫様抱っこだって腕力的に不可能だぜ。グルコサミン飲んじゃうぜ。
この仕事の仕方で、10年後は体力がついていかない。
できるのは、今。
今の仕事の仕方ができるのは、まだまだ若い、今だけ。
またそれに反して、今しか楽しめないこともあるわけですよ。
10年後、完璧におっちゃんマンになっている。
「もっと若いときに、楽しんでおけばよかった!あれも、これもしておけばよかった!なのに、私は既におっちゃんマン、出来ることに制限がある。周りが何も言わなくても、出来ることに制限がある。ところで、なんで頭に滑走路みたいなハゲがあるん?ハブ空港なん?」
とね、思うことにもなりかねない。
島田一の介(よしもと新喜劇) の 似顔絵イラスト - 似顔絵プロ
それを考えると、仕事以外にもっと人生を楽しまないととも思う。
バランスだよね。
自殺するまで強制的に残業を強いられる企業とは違うのよ。
ブラック企業にするもしないも自分次第。
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