石井竜也(カールスモーキー石井) の 似顔絵イラスト
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今のカールスモーキー石井氏じゃなくて、結構前というか若い頃。一旦97年に米米CLUBを解散する前のカールスモーキー石井氏。
端正な顔と軽妙なトーク、知らない人はいないと思う。
グループのビジュアル面、VJなどの見せ方、CDジャケットに至るまで、セルフプロデュースしていたグループというのは、米米CLUBが初めてなんじゃないだろうか?ホーンセクションが入ったバンドかつ、ビジュアル面をセルフプロデュースしたというバンドでは、アミューズからサザンオールスターズの次にデビューしたスペクトラムも似ている。
コミックバンド色が強かった米米クラブ。「君がいるだけで」から、舵がグイっと変わって、むしろ「売れ線」の曲を作らさせられるような感じだった。シングル曲はたいてい何かしらCM曲だったり、タイアップがついていたりと。当時の人気はそれはそれは。。。
かつて「MJ -MUSIC JOURNAL」というフジテレビの音楽番組があって、司会は、古舘伊知郎・加山雄三・田中律子の3人。大ヒット曲だし、なんだったらフジテレビだし(「君がいるだけで」はフジテレビのドラマ「素顔のままで」の主題歌)。、で、米米クラブが出演。
ツアーの途中ということで、ツアー先のステージから生中継という形での出演となった。
テレビで見ていても、歓声がすごいのなんの。会場のお客さんたち(主に女性の声)がキャーキャー言っているのがわかる。その歓声が冗談抜きで物凄かった。
フジテレビのスタジオから古舘伊知郎氏が、カールスモーキー石井氏に話しかけるんだけど、歓声が凄くて石井氏が聞こえていない。会話が成り立たないわ、古舘伊知郎氏の呼びかけが聞こえなくて何度も石井氏も聞き返している。それぐらいの大歓声。
悲劇はこの後起こった。
スタジオと会話が成り立たないので、さっさと「君がいるだけで」の演奏が始まったのだが、それと共に歓声はもっとラウドに!
カールスモーキー石井氏も、バンドの音を取るのにイヤホンしていたろうに、歌いだしからズレてしまい、あげく氏の歌声だけどバンドと1小節ズレたまま演奏が続いた。氏は一生懸命歌っているのに、1小節スライドしたまま歌い続けるカールスモーキー石井氏。
なんでもそうだけど、テレビモニターを通して何かしらのアーティストのライブ盤のブルーレイを見ても音が綺麗に整ってる感じがする。実際にライブに行くのと、テレビで見るのとでは音の迫力が全然違ってくる。
テレビでも歓声が凄かったのがわかったぐらいだったので、会場ではもうバンドの音すら掻き消すくらい観客の声が大きかったのだろう。後方からのバンドの音と、前面からの観客の声とに挟まれて、カールスモーキー石井氏も音が捕らえられなくなったのかもしれない。そのまま、ズレたまま「君がいるだけで」の演奏は終了。
演奏後、カールスモーキー石井氏がスタジオの古舘伊知郎氏に向かって、ちゃんと歌えてましたか?と聞いていた記憶がある。自分の歌声も聞こえないほどだったのだろう。
古舘伊知郎氏は返答に困っていたが。。。
それくらいの人気でした。
カールスモーキー石井氏についてはもっと書きたいんだが、また後日。近年、「5時に夢中」にゲストで出てたときにいろいろぶっちゃけてた。
いしいたつや ISHII TATUYA
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