ジャッキーチェン主演「ドランクモンキー酔拳」 師匠_蘇化子_袁小田(ユエン・シャオティエン)似顔絵イラスト
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「ドランクモンキー酔拳」「スネークモンキー蛇拳」の酔っ払いの師匠
ユエン・シャオティエン(袁 小田、1912年11月27日 - 1979年1月8日)は、1940年代戦後すぐより香港映画界で働き、初の武術指導として著名な人物。また俳優としても300本以上の映画に出演した。息子は同じく武術指導、映画監督として有名なユエン・ウーピン(袁和平)。
1978年には、息子ユエン・ウーピンが監督した『スネーキーモンキー 蛇拳』や『ドランクモンキー 酔拳』に師匠役として出演、この2作品のヒットにより師匠役が当たり役となったシャオティエンは、再び多くのカンフー映画に出演することになる。
1979年に死去する直前まで息子たちとともに映画製作に携わり、同年1月に肺癌のためこの世を去った。
「酔拳」のキャッチコピーは、
「むかしドラゴン、いまドランク! 酔えば酔うほどツヨくなる
これが噂の超ヒット〈酔八拳〉」
「酔拳」(1978)は、16年後の1994年に、同じくジャッキー・チェン主演で「酔拳2」が公開されるも、前回の設定を引き継いではおらず単独作品となっている。
監督のラウ・カーリョンが撮影途中で降板したため、ほとんどのシーンはジャッキー監督で撮影された。
母親役よりもジャッキー・チェンの方が実際は年上だったり、父親役とあまり年齢差がなかったりしているが、酔八仙(酔拳)を会得したものの、酒の勢いで暴走してしまう息子を好演した。
ラストシーンは、日本版と海外オリジナル版エンディング、香港公開版では異なっている。
アンディ・ラウが特別出演している。
本家の正統続編「酔拳2」こと「南北醉拳」(南北醉拳DANCE OF THE DRUNKEN MANTIS)
ほとんど同じキャスト・スタッフで製作された「酔拳」の続編「南北酔拳」がある。
ただし、ジャッキーチェン以外。
「酔拳」の製作のときは、ジャッキーチェンは他の映画会社専属俳優を借り出した形になっており、許諾が降りなかった(ゴールデンハーベストに移籍時期?)。
「酔拳」の3年後を描いており、上記の師匠、蘇化子_袁小田(ユエン・シャオティエン)も出演している。師匠のその後の活躍も描いている。主演はクリフ・ロク。師匠野下で修行をして、最終的に悪役を倒すという流れ。
「酔拳」自体も「スネーキーモンキー 蛇拳」とほぼ同一のスタッフが起用され、キャスティングもユエン・シャオティエン扮する老師匠と、ホアン・チェンリー演じる仇敵の配置は同じである。
「スネーキーモンキー 蛇拳」ではまだまだ顕著だったシリアスな内容を完全にコミカル調に砕き、往時の香港クンフー映画の十八番だった「仇討ち」から外れた、明るく楽しい活劇に仕上がっているのも「酔拳」の特徴。
Yuen Siu-tien, Simon Yuen/ユエン・シャオティエン
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森本レオリオ