似顔絵プロ(テレビ番組のイラストレーター)

テレビ番組専用のイラストレーター森本レオリオです。過去に仕事で描いた芸能人の似顔絵をちまちまとUPします。

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 のDVDは出ないけど 動画配信されてます

秋野太作 の 似顔絵イラスト

秋野太作_覇悪怒組_イラスト_

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「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」のDVDはないけども、動画配信されてる

秋野太作 さんが役者人生の中で最も楽しく充実したドラマだとおっしゃっていた。

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」(おもいっきりたんていだん はあどぐみ)は、1987年1月11日から12月27日までフジテレビ系で放送された少年探偵団ドラマ。東映不思議コメディーシリーズ第7作。全50話。最高視聴率:19.6%。

 

石ノ森章太郎 氏を原作とする小学生5人組による少年探偵団もの。

探偵団「覇悪怒組」と、謎の仮面の怪人魔天郎との対決を描いた作品。名前の由来は「ハードボイルドな探偵」という意味から。

 

 

 

メンバーは、 

黒樹洋(ヒロシ) - 渡辺博貴
城金悟(サトル) - 中島義実
青野進(ススム) - 雨笠利幸
君原猛夫(タケオ) - 石井孝明
赤川矢須子(ヤスコ) - 上野めぐみ

 

の男子4人に、女子1人といった構成。一瞬するとサークルの姫状態を想像してしまうが、「赤川矢須子(ヤスコ) - 上野めぐみ」は合気道を習っており、この中で一番力が強い。小学校高学年あるあるで、男子三人より身長も頭一つ、二つ高い。

 

敵対する摩天郎が完全な悪ではなく、魔天郎の挑戦を通して「本当の悪とは何か」を覇悪怒組に伝えたり、子供を虐待する大人に摩天郎が怒り仮面に変身するなどジュブナイル色が強い。

その摩天郎の正体ではないかと、覇悪怒組の面子も何度も踏んでいるのが小学校のクラス担任の落合敏彦先生こと、秋野太作 さん。

普段はドジでおっちょこちょいでスケベな先生だが、その正体は・・・・。

 

摩天郎の声は、明らかに秋野太作 さんなので、推して知るべし。

摩天郎が怪我したところと同じところを、翌日に先生が怪我していたりと、今で言う”匂わせ”がところどころあるのだが、最終回まで引っ張る。なんなら最終回の先まで引っ張る。

 

ひょいひょいといった感じの小学校教師役が秋野太作 さんがピッタリだった。

 

摩天郎も小学校教師も、子供たちに生きていくことで大事なこととは何かを伝えるという点では同じ。

摩天郎は子供達に苦難を与えて、自分で考える力を育み、しかし実はちゃんと見守っていて、いざ危険となれば助けにも来るって、少年たちの成長を見守る存在だった。

 

石ノ森章太郎作品ということもあり、メディア展開としてはテレビ放送だけではなく、

 

 ファミコンのディスクシステムのゲームになったり、

 

 

コミックボンボンにて漫画連載(いしわた 周一先生)されたり(ボンボン版じゃなくて、山田ゴロ先生版もある)

 

 

ボードゲームになったり、探偵グッズの玩具(おもちゃ)が販売されたり

 


と、メディアミックス化されていた。 

 

もう一回言うが、「最高視聴率:19.6%。」

石ノ森章太郎 氏の他のヒーローものと比べてもかなり高視聴率を誇る。

 

しかしながら、DVD化がされていない。

CS放送でOAされたことはあるけども、2020年の時点でDVDブルーレイにもなっていない。

ソフト化としては、2008年に「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」にて1話だけDVDになったのみ。

 

ところが、Amazon prime video(Amzon プライムビデオ)の、「マイヒーロー」チャンネルにて、全50話が動画配信されている。「じゃあまん探偵団 魔隣組」もだ。

 

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「マイヒーロー」チャンネルは毎月500円くらい別途必要だが、他にも昔のヒーローものが観覧可能。正直、安い。

配信ものは、なにかしら配信期間というものがある。こちら側には見えない契約期間というものがある。配信されているうちに観ておいた方がいい。

 

 

オープニング曲(OP)「摩天楼のヒーロー」も、エンディング曲(ED)「少年色のメルヘン」もかなりよい

・オープニングテーマ - 「摩天楼のヒーロー」
作詞・歌 - 大野方栄、作曲・コーラスアレンジ - 有澤孝紀、編曲 - 矢野立美

 

・エンディングテーマ:「少年色のメルヘン」
作詞 - 冬杜花代子、作曲 - 上田知華、編曲 - 矢野立美、歌 - 橋本潮

 

『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』のOP曲もED曲もかなり名曲。

オープニング曲「摩天楼のヒーロー」は勢いがあり軽妙なメロディ、これから冒険が始まる感が満載。少しスキャットが入っているんじゃないかというくらい、軽快。

エンディングの「少年色のメルヘン」、これまたいい曲。メロディもさることながら、歌詞がね。

摩天郎だ!少年探偵団だ!こういうのは子供時代の一瞬だけなんだし、いずれみんなすぐ大人になってしまう。忘れていってしまう。少年の間の一瞬のワクワクと大人になっていく切なさ(冒険心も忘れていってしまう)の哀愁が書かれている歌詞。また、これをその少年を傍で見ている女の子からの目線で書いてるというのが、泣かせる。切ない。

当時、子供のときにこのEDを聞くたびに、ああ、これは矢須子(やすこ)が歌っているんだと思っていた。

 

「覇悪怒組」の中で、リーダーのヒロシと紅一点のヤスコは好き同士だ。サザンオールスターズを想像してもらうと、メンバー構成が想像しやすい。桑田佳祐 さんと原由子 さんだ。

年頃だけあって、ヒロシもヤスコも表立ってラブラブといった状態ではないけども(そうだったら他の男子3人が居辛いわ。覇悪怒組は初日から結成されていない)、意識し合っているのは確かだ。幼馴染であり、もっと小さい頃「将来結婚する!」といった仲である。

ただの冒険活劇だけではなく、そういった面も垣間見ることが出来る。

 

立ち去るヒロシの後ろ姿に、「ヒロシ、好きよーーー!!」と叫ぶヤスコのシーンだったり(第一話から観れる)。

摩天郎の罠にハマり、透明な体になってしまったヒロシがヤスコの元に行って、自分勝手だったと謝るといったシーンがあるのだが、そこでのヤスコのセリフとか、恋愛ものドラマのセリフじゃないか!と今だと分かる。

 

「覇悪怒組」には、ヒロシとヤスコの早熟な恋愛の初々しさも見ることが出来る。

 

 

そういった面も、小さいながら当方は読み取ったのだろう。

「少年色のメルヘン」は、ヤスコからヒロシへの想いが込められているように感じた。

「少年色の心を忘れずに いつまでもそのままでいてくれるかな」と。

 

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 コーラスの言い回しは「ワーオ ワーハ」とか不思議なんだけども、それはそれでよい。この歌は完璧である。

 

歌は、橋本潮さん。ドラゴンボールの「ロマンディックあげるよ」が有名。

 

両曲もCD化されており、当方も所持している。

 

 

まとめ

動画配信されている内に見ておいた方がいい。

DVD化はなんのハードルがあるのか、希望が薄い。パッケージ商品はこれからますます売り上げが厳しいかもしれないし、東映がわざわざ全50話をレストアしてソフト化してくれるとは思えない。購入層は限られているしね。

 

月500円くらいのことだし、14日内くらいならチャンネル契約をキャンセルすることが出来るし、見た方がいい。今、こういったドラマは作られないと思う。そういったテレビの枠ももうない。

 

探偵団を演じられた子役の皆さんは、今はどうなっているか分からないけど、今改めて見るとヒロシ役の渡辺博貴さん、かなり男前だ。「覇悪怒組」後も俳優活動を続けられたようだ。

 

そしてヤスコの上野めぐみ さん。この娘も可愛らしいお顔されているのだが、この方、どこか他の作品で見たなと思えば、

塚本晋也監督、諸星大二郎原作、沢田研二主演の「ヒルコ 妖怪ハンター」のヒロインをされていた方。竹中直人も出てるぞ。

 

「仮面ライダーBLACK RX」にも、準レギュラーで出演されていた模様。

 

上野めぐみさん、2000年初期まで女優活動されていたみたい。

 

 

 

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