イラストレーターになるには、なんでもいいからとりあえず、最初の一歩。なにかイラストの仕事を引き受ける。 実際に仕事をする。納期もちゃんと守る。信用&信頼を勝ち取っていくことから始まると思います。
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と思ってから、随分な年月がたった。
今期にイラストで関わらせてもらっている番組が、
・テレビ朝日 / はくがぁる
・朝日放送 / 人生で大事なことは〇〇から学ん
・フジテレビ / バイキング
・テレビ東京 / 超かわいい映像連発!どうぶつピース!!
・日本テレビ / 1周回って知らない話
・TBS / 炎の体育会TV
・TBS / アッコにおまかせ
・TBS / 好きか嫌いか言う時間
・テレビ大阪 / わざわざ言うテレビ
・BSスカパー! / 演劇人は夜な夜な下北の街で呑み明かす
全部、毎週描かせてもらっているわけではないし、上記以外に朝や昼の生放送や、思わぬところで別番組から来たり、ご 新規様からご連絡頂いたり、特番が入ったりします。
DVDのイラストの依頼も来るし、去年は雑誌のカットも描いた。
毎日、何かしらの締め切りですよ。
先ほどの( 2017年2月17日(金) 19時00分 日本テレビドラマちっくニュース」2時間スペシャル)など、特番にも。
http://www.ntv.co.jp/dramatic-news/
上記の写真のは日本テレビの番組だけど、TBSの特番はよく呼んで頂いてます。
感謝、感謝、是感謝。
引き受ける番組の数も多ければ、1日は24時間しかないわけで、どうしてももう物理的に無理ということで、お断りする番組も多々。申し訳ないし、もったいないけど、何回も言うけどイラスト描く時間は1日24時間しかない。
あと、急発注も多いもので、「明日まで」とか、「今日の夜放送」だとか、「明日の朝放送」だとか、ザラ。
ほんとは来るもの全部、引き受けたい。
来る球、全部打ちたい。
しかし、24時間しかないわけで。タイミングになる。
早めに発注していただくだとか、早い者勝ち。ほんとタイミング。
やればやるほど次に繋がって行きまして、もう関わらせて頂いた製作会社さんも100社近く。
こっちは個人のイラストレーター。とっくに個人の仕事量を超えている気がする。明らかに超えてる、断る仕事が多いほ ど、ますます思う。
以前、イラスト会社さんからスカウトのご連絡を頂いたんですけど、逆ですやん。人くださいよ。
他のイラストレーターになった人の意見はあまり知らないので、なんともかんとも言えないが、当方としてはイラストレ ーターの仕事は散髪屋フィーリングでやっている。
美容室じゃなくて、町の散髪屋ね。QBショップみたいな感じ。
飛び込み客がほとんどで、順番が来るまでお客さんには受付横の椅子に座って待ってもらっている絵を想像して頂ければ 。お客さんはどんどん来ていただくので、どんどん髪を切る。
さて、ここでイラストレーターとして大事なのは、一つの髪型しか切れません・・・じゃ、ちょっとねぇ。
一つの髪型(イラストタッチ)だけの人で貫き通す人もいるけど、当然いろんな髪型に切れる人の方が客は来る。
お客の「こういう髪型にして下さい」「今日は逆モヒカンで」みたいな要望に答えるのが散髪屋さんであり、僕のいうイ ラストレーターだと思います。
イラストは生ものだと思っているので、年月が経てば「古くさいな」だとか、賞味期限が過ぎる。絶対過ぎる。 いずれ発注してくる側も、自分より全然年下の人になることもお忘れずに。
その生もの自体が自分自身というのが、技術職の特徴ですけど。
一つの絵しか描けないと、その寿命が尽きるのがわりと早めに訪れる気がする。
イラストレーター目指している人は、自分の絵で何年くらい行けるか見る目も必要だと思う。どうやって寿命延ばすか。
「イラストレーターになるには」を考えるのも大事だけど、もし、1件、2件、10件、100件の仕事をしたとしても、10年後 、イラストレーターとしての自分がどうやって存在し続けるか、そう、「どう続けていけているか」も想像しといた方が いいかも。
バブル期に売れっ子だったけど、今消えたイラストレーターさんもいる。
イラストの専門学校とか多いけど、技術的なこと以外にそういうこと教えているのかな。
座りっぱなしの運動不足で便秘になるから、便秘薬のコーラックが要るようになるぜよ!とか。使いすぎたら癖にもなっちゃうよ!とか。
イラストレーターや声優だとか、その仕事自体が夢みたいにいいイメージ与えているだけで、ちゃんと実情教えている専門学校あるんかなと思いましてね。
なんて言うか「なりたい人集まれ!ビジネス」って世の中にあるなと。 実際にその業界でバリバリやってる人間の意見とか、若い人に教えてるのか。
憧れだけじゃ続かないよ。
体に無理きかせて無茶苦茶な仕事量をやっている僕が、えらそうなこと言えた立場じゃないけど。 だって他のことに手が回ってないし(時間がない)、管理も出来てないことが多々ある。来るお仕事をどんどんしているだけですもの。
元は路上でイラスト置いて人に見せてたようなところから出発しているので、あくまでたたき上げの成り上がりのイラストレーターの一意見なので、役に立たないかもしれないけど。
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ここで、特番だらけ、1年で一番多忙な12月のある日の電話の着信を。
12月は仕事の量が多くて多くてやばい毎日(引き受けるのも多いけど、断るのも多い)だけど、この日の電話の量はかなりやばかった。
ちなみに携帯はガラケーです。タブレット二台にipodtouch三台あるし、ほとんどPCの前なので電話はガラケーでいい。電話が出来ればいい。あと、ガラケーの理由は他にあるけど、またいつか。
先に言うけど、友達とかの電話じゃないですし。全部仕事関連です。 同じ電話番号(何度か)もあれば、知らない電話番号(ご新規さん)もあります。
複数の闇金から借金があって、催促の電話とかでもないです。
全部、テレビの制作会社&スタッフさんね。
液晶画面の中を、下から上へと向かって時間が経過して行ってます。
0:00は零時、夜中の零時ね。12月28日の様子をどうぞ。
まあ、24時間営業だから仕方ない。
描き進める手の方が進まない。
例えるなら駅前の散髪屋さんですね。
がんばろー。
感謝、感謝。
気が向いたら続き書く。
〈巻き寿司の上に名前が〉
この世界に限ったことではないけど、「使える人間」になるか「使えない人間」になるか、それだけのこと。
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