似顔絵プロ(テレビ番組のイラストレーター)

テレビ番組専用のイラストレーター森本レオリオです。過去に仕事で描いた芸能人の似顔絵をちまちまとUPします。

稲川淳二と木原浩勝 [稲川淳二盗作問題]

稲川淳二  の 似顔絵イラスト

稲川淳二_イラスト_似顔絵_写真_ILLUST

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「先輩のハト」とか盗作問題

「新耳袋」で名の知れた木原浩勝 氏がラジオ関西「怪談ラヂオ~怖い水曜日」にて、数ヶ月にわたって稲川淳二 氏 の盗作問題について触れた。

 

「怪談ラヂオ~怖い水曜日」とは、
番組内容 “歌う怪談女”ひづきようこと、“怪談好きプロレスラー” 松山勘十郎、そして、あの伝説の実話怪談本『新耳袋』シリーズでお馴染み、“怪異蒐集家”木原浩勝の3人がお送りする、本格派怪談番組。 毎週、木原浩勝が語る実話怪談をメインに、不思議と恐怖に包まれたトークをお届けします。

 

このラジオで触れる前に、同じく「新耳袋」の共著者こと中山市朗 氏も北野誠&竹内義和の「サイキック青年団」内で稲川淳二 氏の盗作問題触れていた。真夏に怪談をする回があり、その怪談回だけを抜粋したものが昔からYOUTUBEやらニコニコ動画に違法アップロードされていたので、当方も昔に聞いたことがある。「先輩のハト」の件だ。


結構昔から稲川淳二 氏は「先輩のハト」という怪談の話を持っており(最近はもうしてないだろうなぁ)、当方も幼い頃は怖がったものだ。先輩の部屋で寝ていたら、夜中にハトがきたとかなんとか、でもよく耳を澄ませると「ハトじゃねえ!●●だ!」的な話だったような。うろ覚えです。もう稲川淳二 氏の話は古典の部類に入ってる。誰のハトでもいいです。

「サイキック青年団」内にて、中山市朗 氏曰く、稲川淳二 氏からの謝罪でこの問題は解決したとのこと。昔(80年代とか)から怪談本はライターが集まって一冊の本を書いたり(最後に主人公が死んでしまって、いったい誰からこの話を聞いたんだ的ないい加減な話も多かった)と、著作権というものが曖昧だった。

まだ、トークライブで話すくらいならと、中山市朗 氏もキツく言わずにいたけども、稲川淳二 氏の著作として書籍化など(後にマンガ化もされたよね)までになるんなら話が違うと、著作権問題について話が大きくなった。

しかし結果的に穏便に話は収束したらしい。中山市朗 氏が稲川淳二 氏の番組の構成作家されていたということもあったのではないだろうか。

関西テレビにて、1991年にレギュラー放送されいた稲川淳二 氏MCの「恐怖の百物語」のことじゃないかな。
フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」にて、中山市朗 氏にインタビュー&再現ドラマで「恐怖の百物語」にて起こった心霊体験の話がOAされた。YOUTUBEにまだ違法で上がっていると思う。

そういえば、「サイキック青年団」では、竹内義和 氏が中山市朗 氏の話の「山の牧場」の山の場所を別のところと特定して話したことについても、中山市朗 氏がちょっとキツく怒っている回があったような気が。「そんなこと言ってない」とかなんとか。

 

話を戻すけど、新宿ロフトプラスワンで行われていた「新耳袋」のイベントにも通っていた時期もあり(10年以上前だ)、「怪談ラヂオ~怖い水曜日」を一時期はよく聞いていた。
当方の怪談離れもどんどん進んでまったく聞かなくなり(怪談イベントも行くこともなくなり)、久しぶりに一昨年くらいに聞いたら稲川淳二 氏の盗作問題について、木原浩勝 氏が数ヶ月に渡って触れていたといわけだ。もう因縁といってもいい。「新耳袋」の方が話の元なのに、知名度から言って稲川淳二 氏の方がはるかに上だし、そりゃ声の大きい方が同じ話をすれば、知名度の低い方がいくら叫んでも逆に盗作扱いされてしまうわな。稲川淳二 氏もパッと見、ものすごくいい人っぽいもの。


「怪談ラヂオ~怖い水曜日」の有料版は聞いていないのだが、木原浩勝 氏は「ザ・ノイジーズ」にもゲスト出演して(二回くらいあったな)、LESS北山友之 氏に、稲川淳二 氏のキャラを全否定から始め激昂モノだったのは覚えている。


あと、稲川淳二 氏の怪談の語り方(手法)を否定していたような。

稲川淳二 氏のお家芸の大声と過剰な擬音(ぎぃぃぃぃぃとか、ぎゃあぁぁぁだとか、稲川淳二 氏はよく使う印象。「やだなぁ、やだなぁ」はいいよね)は話が下手なのを誤魔化すためだとか。

落語ではよく使われる気が。あと、ジャパニーズホラー映画でも昔は、怖い音をいきなり出したり、パッと怖い絵を出したりとかお化け屋敷みたいな手法多かった。

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「8mmビデオの中の少女 」は誰のもの

稲川淳二 氏の話に、文化祭を控えた映像研究会の大学生たちが、作品発表に向けて撮影したトンネルでの映像の中に映り込んだ少女(こちらに背を向けてる)が、そのビデオを見返す度に(文化祭でたったかな?)だんだん振り返ってくるみたいな話がある。


これが、「新耳袋」にもある。なんならば、最初の劇場版「新耳袋」にて、堀北真希 主演で 『視線』というタイトルで(【監督】豊島圭介)映像化された。多少、設定は変えられたが、上映会やだんだんこちらを見てくるなどのキーポイントは残してある。主演が堀北真希!という点で、かなり変わっているけども。


そして、それよりも前に「怖い日曜日」というジャニーズの子たちメインの連続怪奇ドラマにて、渋谷すばる 氏(元・関ジャニ∞)主演にて、これまた多少なり設定を変えられて「8mmビデオの中の少女」というタイトルでOAされた。

 

正直、この話を「新耳袋」で初めて読んだときに、「これ、稲川淳二の話だ」と思った。先に稲川淳二の著作品にて、この怪談を知っていたからだ。ビデオの中の少女が生きているかのように、こちらにだんだん振り返ってくるという進行形の話は(ちょっと”リング”っぽいですね)、幼い頃に読んでかなり記憶に恐怖として残っている。しかしまあ、怪談の権利問題。これも「新耳袋」が先なのだろうか。


ここで、「稲川淳二」VS「新耳袋」という対極だけでなく、実際にこの話を体験した人間もいる。「権利、権利、権利」という話ならば、実際に体験した方が一番の著作権者じゃないだろうか。
いたこ28号 氏だ。ファンキー中村氏のラジオ( 不安奇異夜話 )にて、この話をされていた。本人の体験談として。オリジナルは大阪芸大での映画サークルの話。

 

いたこ28号さんの怪談「8ミリビデオの少女」-1

https://www.youtube.com/watch?v=P8WFRlVH-WE


これについて、新耳袋のイベントにて、木原浩勝 氏に「自分の体験談です!」と申請したら、否定されてしまいそこからずっと確執があるそうな。山口敏太郎 氏のラジオでもちょっと触れていた。

 

www.youtube.com

 

誰が本当の著作者なんかどうでもいいし、2020年現在”怪談師”とされる方が多すぎる。YOUTUBEの台頭もあり、誰でも怪談を披露する場所が出来たことにより、もう本当に多すぎる。

怪談は人から聞いた話を元にしている。その元となる人が何かしら本などから読んだ話を、自分のことのように話したのを聞いたとき、それは誰の著作物なんだろう。

 

「新耳袋」の本書も、後半の方の巻(第九夜)は西浦和也 氏の体験談が多く入ってくる。

でも、西浦和也 氏の著作物とはなっていない。

新耳袋のイベントにも木原氏の相方(弟子)として、西浦和也 氏は隣によくいたし、共作として本を出すかも(イベントでもそう発言していた)という手前で決別された。

 

一体なにがあったのか知らないけど、当時、新耳袋のイベントに西浦和也 氏が最後に壇上に上がった日の西浦和也 氏のmixi日記にその件と思われる記述があり、「ああ・・・」と思った。 

 

 

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追記:

『別冊・怪談ラヂオ』、木原浩勝 氏がN氏こと、西浦和也 氏について話している回を220円払って聞いたけど、あまり信憑性を感じない。あと、ディレクターの方は話を引率していくんじゃなくて(「それも埼玉の地名の方なんですよね!」みたいな言い方もちょっとな・・)、パーソナリティでもないんだから第三者として冷静な聞き手に徹した方がいい。

素人さんの配信じゃあるまいし、”一緒に悪口を言う”というのを放送事業の権利を持っている一会社が有料配信という商品で収録していいとは思わない。

西浦和也 氏もサラリーマンしながら参加していたんだし、至らないところだってあっただろう。リクエストに完璧に答えられなかった人間がすべて完璧な悪じゃないよ。

 

いたこ28号 氏のYouTube聴いたけど、木原浩勝 氏の記憶違いや勘違いも結構あるみたい。

「怪談ラヂオ」にて、木原浩勝 氏がスカイプのことを話していて(よく怪談投稿者の粗さを追及することがあるけども)、"10年前のスカイプはまだ技術的なレベルが・・"みたいな。でも、ねとらじとか全然流行っていたし(むしろもう落ち着いた後ぐらい)。

ファンキー中村 氏とかよく”ねとらじ”で怪談やってた。それも10年以上前くらいになるんじゃないかな。

ファンキー中村 氏の怪談地方自治体の終焉ぐらいの頃(ファンキー中村氏がトップを降ろされたり、幹部に裏切られたり、やたらチーンチーン鳴らす人を筆頭に某団体に乗っ取られたりした頃)は、バロンワールドがよく特集組んでた。

ファンキー中村 氏が怪談地方自治体のいざこざや女性関係について謝罪しようと、ついにバロンワールドに出演した回に、さらにもっと女性問題が出てきてしまって(同じくゲストの山本洋介 氏により)、ファンキー中村 氏が怒って途中でブッチしてしまった。

翌日のお台場「東京カルチャーカルチャー」で北野誠 氏と西浦和也 氏のイベントにゲスト出演する予定だったのが、それもブッチしてしまった。

 

遠い昔のことだ。

誰だって完璧じゃないよ。怪談はあくまで娯楽の一つなのに、よく人と人とが揉めているイメージがある。

 

怪談って、もう終焉に向かってる気がする。「夏」が終わり、「秋」&「冬」か。

落語みたいな、そういった文化としてはだらだら続くことは続くだろう。

でも「おちゅーんLIVE!」だけとは言わないが、いつの間にか怪談でトーナメントが普通になっていたりと、怪談で競うってなんなん。

そうなると、各々「フック」だ「キック」だ、普通の怪談よりもちょっとだけインパクトが必要になる。ラーメン次郎ではないけど、怪談の「フック」という肉だか、もやしだかの盛り合わせ合戦になって、いずれ互いに共倒れになってしまう。

いつ、芸人が世に出るための足がかりのために怪談が使われるようになったんだろう。

本業の芸事が成功していたのならば、そのギャップがあってこそ余計に怖いだろうけども、その方々の”お笑い”を見たことがない。

「人志松本の○○な話」のイラスト - イラストレーター森本レオリオの仕事(イラストワーク)

 

当方も怪談からは離れた。時間もないし、前みたいに怪談イベントに行くこともない。

YouTubeにも無数に溢れていることだし。

 

そういや、もうBS-i(現BS-TBS)で新耳袋のドラマが作られることも無いだろう。前にちょっと聞いたんだけど、新耳袋のドラマを作るより、新耳袋殴り込みシリーズを作った方がコストがよかったそうな。BSでそんなドラマが作られることももうないだろう。「ケータイ刑事」なんかもそう。

そういう時期はもう帰ってこない。「殴り込み」シリーズは近年復活したけど、ギンティ小林 氏&力夫 氏がいないことでパワーダウンが隠せない。それに十数年前と違って、立ち入り禁止のエリアもかなり増えた。

毎年夏になると、コンビニに並んでいた、オリジナルのDVD(心霊スポット巡ってたりする)が付属として付いていた怖い関連のムック本も売られなくなった。

 

僕は、木原浩勝 氏と西浦和也 氏と松嶋初音さんが出ていた頃の新宿ロフトプラスワンの新耳袋のイベントに毎回行けてた頃は大切な思い出の一つです。ほんとに楽しかった。朝の歌舞伎町が眩しかったのも、チケットを取るのが大変だったのもいい思い出。

 

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