唯一無二のキャラクター
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一時期、ハロプロオタだったもので、モーニング娘。の妹分として、ハロプロキッズから選抜されて、デビューしたBerryz工房をずっと追っていた。
またこれが、つんく氏の力の入れようが伝わってくるくらい楽曲のクオリティがすごい。
それぞれのグループにあった曲作りといったものがあるだろうけど、Berryz工房に振られる曲というのは、多種多様、どうやったらこんなメロディが浮かぶんだろうといったぐらい、つんく節が全快の曲はキャッチーで個性があった。なんなら、メンバーもそれぞれ個性があった。
メンバーは8人(後に抜けて7人)、それでも全員がシングル曲などでフロントで歌っているわけじゃない。これだけいると、やはり歌唱力というのは差が出てくるわけで、その中でも嗣永桃子さんは歌が上手かった。
記憶に残っているのは、あれは2007年、初単独アリーナコンサート。
さいたまスーパーアリーナでのコンサートDVDにて、嗣永桃子さんがソロで歌うシーンがある。
「恋はひっぱりだこ 」という曲なのだが、これの歌いっぷりが、よくぞ映像に残したというぐらいものすごいことになってた。
数万人のキャパの入るさいたまスーパーアリーナ、前曲で二人で歌っていた熊井友理奈さんと、徳永千奈美さんがはけると、そのステージ上は嗣永桃子さんだけ、一人っきりだ。
花道がセッティングされている会場のど真ん中には、嗣永桃子さん。その歌いっぷり、手振り身振りっぷり、観客とのコールアンドレスポンス。地響きのような「桃子」コール。
数万人の中で、小柄なアイドルがまるで天使かのように男たちを操る。
さしずめ、ジャンヌダルクだ。まだ10代の真ん中くらいの一人の少女が、教祖様のように人を操る姿は滅多に見れるもんじゃない。
もちろん、マイクをにぎる手は小指が立っている。
この映像を初めてみたときに、アイドルはすげえと心底思った。
動画が上がっていた。
amazonの履歴が残っていたけど、
「お客様は、2008/1/10にこの商品を注文しました。」
だ、そうです。
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その後、Berryz工房での活動が休止になる前ぐらいから、一タレントとしてテレビに出始めて、あらよ、あらよと、他に変わりの利かない唯一無二のキャラクターとして重宝がられるようになった。まさか、あの嗣永プロがこういった売れ方するとは、思ってもいなかったけど、それはそれですごい。
多分、求められているキャラクターを、見事にこなしているから、次から次へと出演の依頼がくるんだろう。
そういったニーズに対して、上手に答えられるのは、ハロプロキッズの頃から含めて芸歴が長い彼女ならでは。子供の頃からこの人はプロフェッショナルなのだ。
今回、芸能界を引退ということで非常に残念だけど、求められているキャラクターが、年齢を重ねるといつまでも出来るようなキャラクターではないし、先を考えると教育実習も行って、教員免許も取ったのなら、そちらの方面に行った方が堅実だろう。
もったいない逸材だけど、仕方ない。
子供たちには、かなり好かれそうだ。
下手すると、かつてBerryz工房のファンだった人たちの子供たちが、嗣永プロのお世話になるかもしれない。もう頭が上がらないな。
つぐながももこ tsugunaga momoko 芸能人
「桃子」って名前がまた、いいんだよ。
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