宮迫博之 の 似顔絵イラスト
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お笑いの人にとって、「売れる」ということの行き着く場所っていうのは、結局のところ”司会業”なのかなと。もうこの人を地上波で見掛けるときは、何かしら番組の司会をしているイメージだった。横に相方の蛍原徹氏がいないときもある。
テレビで漫才もしないコントもしない。そもそも地上はのコント番組はほとんどなくなってしまい、NHKの”LIFE”ぐらいしか見かけない。宮迫博之氏が「ワンナイR&R」というコント番組に出ていたのも、もう15年近く前になる。
ゴールデンタイムの番組が、もう若い男女や子供をターゲットにしていないので、そんな時間帯にコント番組はしない。手間も暇もかかるし、セットやらで予算もかかる。
「ワンナイR&R」が終了へとつながった理由は、当時、福岡ダイエーホークスの監督だった王貞治氏の顔を模した便器のウォシュレットこと、「王シュレット」事件。王貞治氏の名誉を屈辱するものだとして苦情が殺到。
その同じコントで、「ジャパネットたかた」のパロディもしていたが、同じくイメージを損なわれたとして、結果「TOTO」と「ジャパネットたかた」がスポンサーを降板。
次には、粉ミルクをコントに使ってしまったのと、コント中に使用した粉ミルクのメーカーが映ってしまい、同じく、今の言葉でいう炎上。
ゴールデンタイムにコントをするということは、多くの人に目に映るから尚のこと、重箱の隅をつつくような苦情が増える。さらには年々コンプライアンスがうるさくなっており、各方面に気を使わないといけない。時間帯が夜遅くの番組内なら、まだなんとなく許されそうな雰囲気もあるけど、さまざまなリスクを背負ってまでゴールデンタイムにコントをするほどの理由がない。
テレビを見ている年齢層は割と高めの方々が多いので、ならば情報番組か健康にまつわる番組でいいんじゃないだろうか。
今振り返って動画を見てみると、同じくゴールデンタイムにコントをしていた「ダウンタウンのごっつええ感じ」も結構パロディや、裸だ、セクハラ、パワハラ的な振る舞いだとか、どう考えても今の地上波で流せないシーンが多々ある。
でも、この時代は本当に面白かったし、また世間もそれが許された。
また、コントのセット、「対決」のコーナーのセットなどが恐ろしく豪華だ。よくこんなのを毎週放送できていたと思う。こういう時代はもう帰ってこない。
ところで、闇営業の動画を見ていて、宮迫博之氏が歌唱する「ワンナイR&R」の中で演じられていた”くず”の歌を久しぶりに聴いた。
それと同時に、久しぶりに宮迫博之氏が司会行じゃなくて、場を盛り上げる”お笑いの人”という振る舞いをしていることが少し嬉しかった。
みやさこ ひろゆき MIYASAKO HIROYUKI
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