バカ殿様(志村けん) の 似顔絵イラスト
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『8時だョ!全員集合』→『ドリフ大爆笑』のコントから独立した番組
数年前に、単独番組としてではなく、「ドリフ大爆笑」内での1コントとしてのバカ殿をYOUTUBEで拝見した。40年近く前で、家老をドリフターズのリーダーのいかりや長介氏が演じておられた。
腰元役には、由紀さおりさんがおり、志村けん氏扮するバカ殿様から、「年はいくつじゃ?」と毎度聞かれ、「18でございます」などと年齢を詐称する流れ。
放送回によって年齢はまちまちだけど、実際とは違う若い年齢を言っている(実際は30代)ということもあり、毎回バカ殿の逆鱗に触れるという定番のお約束になっていた。それを家老のドリフターズのいかりや長介氏が抑えるというもの。
そういや、由紀さおりさんは、よく「ドリフ大爆笑」に出ていた記憶がある。いかりや長介さんともよく一緒にコントをされていた。
単独の特番として、定期的に放送され続けている「志村けんのバカ殿様」シリーズ。家来の側用人(家臣)として、昔は田代まさし氏が起用されていた(1986年から2001年まで)。同じくラッツ&スター(シャネルズ)の桑野信義さんは家老として現在も同番組に出演している(30年!家老役を30年続けてる)。東八郎氏のイメージも強かったけど、東八郎氏の時期は2年のみ。
まあ、知っている人は知っていると思うが、「志村けんのだいじょうぶだぁ」ファミリーのお二人。「だいじょうぶだぁ」に出演していた流れで、家臣に選ばれたのかと思いきや、田代まさし氏は、「だいじょうぶだぁ」より「バカ殿様」のレギュラーの方が先だった。田代まさし氏が1986年から「バカ殿様」に参加、桑野信義さんは1989年から参加。
田代まさし、志村けんとの共演のきっかけ
そもそもシャネルズのマネージャーが元ドリフターズの付き人であり、その縁で志村けん氏がシャネルズのコンサートを見に行く。ステージ上で、シャネルズはドリフターズ(この場合、志村けん氏と加藤茶氏)のヒゲダンスのパロディ的なことをしていた。
ライブ終了後、志村けん氏がシャネルズの楽屋挨拶に訪れ、そこが田代まさし氏と志村けん氏との初対面となる。
後に田代まさし氏が仕事で地方に行った際に、その移動の飛行機で隣の席がたまたま志村けん氏だった。
そこで田代まさし氏が先日のコンサートに来てくれたお礼を言うと、志村けん氏がシャネルズがコンサートの中にヒゲダンスなど笑いを取り入れていたことに触れ、「お前はお笑いみたいなのが好きなんだ?」という話になった。
田代まさし氏が「僕はアメリカのジェリー・ルイスって方が大好きなんですよ」と言うと、志村けん氏も「俺も大好きなんだよ!」と。
ジェリー・ルイス(Jerry Lewis、1926年3月16日- 2017年8月20日)は、アメリカ合衆国の喜劇人、俳優、映画プロデューサー、脚本家、映画監督。本名、ジョーゼフ・レヴィッチ(Joseph Levitch)。 スラップスティックなユーモアが持ち味で一時代を築く。筋ジストロフィー患者支援のために創設したテレソンチャリティ基金「レイバー・デイ・テレソン」は24時間テレビ 「愛は地球を救う」 のモデルにもなった。 日本のコメディアン志村けんや田代まさしにも強い影響を与えた。
志村けん氏のコントって、音がなくても笑えるものが多い。セットを使ってこそ活きるものや、テレビならではの映像トリックを使ったものなど。子供から大人まで笑える。そこらもジェリー・ルイズ氏から影響受けているのかな。テレビの音を消していても一目で動きのみでコメディとして伝わるものって、今や貴重となった。
話を元に戻すが、たまたま隣に居合わせた二人、志村けん氏と田代まさし氏は、ジェリー・ルイズ氏のビデオをアメリカから取り寄せるほど好きだという共通点もあり、話に花が咲いた。
志村けん氏は、ジェリー・ルイズ氏も参考にしているけど、もう一人参考にしている人物がいると。
それは、欽ちゃんこと、萩本欽一氏(コント55号)。彼の動きも参考にしている。
「最初はお前がオレの髭ダンスを真似した様にモノマネでいいんだ」。
「ずっとやり続ける事によって、その人の芸になる」。
「同じ事を真似したからって同じモノにはならないんだ」。
「その人なりのやっぱりそれでになっていくんだ」。
「それで構わない。だからオレもそうやって入ってきた」。
今度、バカ殿をやるんだけど、それに出てみないか?と志村けん氏からオファーが。
「8時だョ!全員集合」には、シャネルズとしては出ていたけど、田代まさし氏として志村けん氏と一緒に出たのは「バカ殿様」が最初らしい。その後「志村けんのだいじょうぶだぁ」の放送が始り、そこにも呼ばれるようになる。
同じコメディアンが好き同士ということもあり、二人とも息のあったコンビのように番組内でコントを演じられていた記憶がある。
田代まさし氏は元々ミュージシャンだし、ツッコミのタイミングがいいと。
「お前は普通のお笑いの人と違うリズムを持っててやりやすい」と志村けん氏曰く。
志村けん氏は、ボケのイメージがあるけどツッコミ役もよくやっている。田代まさし氏も、ボケも出来るしツッコミ役も出来る。様々な設定のコントを組み立てても、臨機応変に演じることができる。
「ドリフの大爆笑」でも、よく5人のメンバーでボケ役やツッコミ役を交換していた(高木ブー氏のツッコミは珍しいけど)。
バカ兄弟(いかりや長介氏、仲本工事氏)で、いかりや長介氏がボケ役(このコントの場合は二人ともボケだが)やっていたのも斬新だった。
今の「だいじょうぶだぁ」って、志村けん氏がツッコミ役を演じるときはボケが上島竜兵氏(ダチョウ倶楽部)。志村けん氏がボケをやるときは肥後克広氏(ダチョウ倶楽部)がツッコミをしている感がある。
でも田代まさし氏ならば、一人でオールマイティに志村けん氏の相棒として成り立っていた記憶がある。加藤茶氏もしかりね。
今でも、志村けん氏とコントをしてもらいたいなと(出所する度に)思うけど、毎回遠い夢となってしまい残念だ。
人ってその人を輝かせることが出来る(互いにね)相方に出会えることが一番のラッキーだと思う。
ああ、田代まさし氏のタレントショップ、マーシーショップこと「MARCY'S(マーシーズ)」に行きたい。
テレビ番組・広告のイラスト、イラストレーター森本レオリオ このホームページにつきまして
ばかとの BAKATONO
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