森田一義アワー ミュージックステーションが引越しした
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テレビ朝日の金曜の夜のお引越し
「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」を観ている人が間近にいるので、このテレビ朝日の金曜の夜の番組のお引越しは結構大きかった。
19時、20時台に引っ越して来られた「ザワつく! 金曜日」(19:00)、「マツコ&有吉 かりそめ天国」(20:00)は、視聴率も好評なのに反して、20時から21時に引っ越した「ミュージックステーション」が苦戦しているとのこと。
テレビというのは、習慣なもので、”あの曜日”の”あの時間”という風に人は覚えているものだ。その期間が長ければ長いほど、いきなりの引越しはダメージが大きいと思う。
昔、TBSの19時台に報道番組を持ってきたことがあった。しかも帯で。報道のTBSの復活だ。
正確には、夕方のニュース番組をそのまま20時近くまで延ばして毎日放送しようという試みだった。「総力報道!THE NEWS」という番組で、後藤謙次氏や小林麻耶さんが出演していた。
それに伴い、19時台で放送されていた「関口宏の東京フレンドパーク」などバラエティ番組はお引越し。お引越し後、視聴率を結構下げた記憶がある。視聴者の習慣を崩されたからだろう。その報道番組自体も1年で打ち切りとなった。
で、そのお引越しが「ミュージックステーション」の視聴率を下げたかというとそうでもないようだ。
「ミュージックステーション」といえば、よくジャニーズの方々が出演されているイメージだが、
労働基準法の深夜勤務の時間制限によると、
・満13歳以上の児童については、午後20時~午前5時禁止。
・映画の製作又は演劇の事業については、満13歳に満たない児童についてもOK、ただし午後21時~午前6時禁止。
ジャニーズの中でも少年というか、子供の部類に入る面子が21時以降の生放送に出演出来ない(自主規制的な面もあるみたいです)。そうなると、ジャニーズ目的で視聴していた方々が離れてしまうと。
また、老若男女の皆さんに好かれるような国民的な歌手もいない、好みも細分化されてしまい、なんだったら娯楽も多様化したことによって、音楽にかける比重も下がってきたことも起因していると思う。
19時台に引っ越してきた「ザワつく! 金曜日」の出演者を観れば一目瞭然だが、視聴者のターゲットは20代・30代ではない。明らかにそれ以上だ。出演者は長嶋一茂さん、 石原良純さん、 高嶋ちさ子さん。
視聴者の高齢化が反映されているキャスティングだと思う。別の言い方をすると大人向けのキャスティングだ。今ままで「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」を観る習慣が付いていた子供層とは間逆ベクトルの番組がきた。
その視聴者がそのままの流れで観てくれそうな「マツコ&有吉 かりそめ天国」。
そしての21時の「ミュージックステーション」だけど、ここで一旦流れが止まってしまってそう。22時台の「報道ステーション」まで持っていくのが難しそうだ。
21時で急にターゲット層が変わるのも原因だろう。
でも、昔「ダウンタウンのHEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP 」が、じょじょに「懐かしの名曲」だとか、「懐かしの歌手をここに!」だとか、そういった方向に舵を切ったときは、視聴者の高齢化故にしょうがないとはいえ、当方も「HEY!HEY!HEY!」は観なくなった。
「タモリの音楽は世界だ」を!
局は違えど、せっかくMCに音楽の知識にも造詣が深いタモリさんがいることだし、音楽の知識も手に入る「タモリの音楽は世界だ」的な番組というか、コーナーもあればいいのに。せっかくいろいろなアーティストも来てくれていることだし、そのアーティストのことも深く掘れる。
前述の「HEY!HEY!HEY!」は、座り(チャンプ)なり、立ったままなり、そういった深堀のコーナーがあったのが面白かった。また、視聴者さんは音楽のトリビア的な知識も手に入る。
というか、テレビ朝日ならば、関ジャニ∞「関ジャム 完全燃SHOW」がそれをやっている気がする。
テレビ番組・広告のイラスト、イラストレーター森本レオリオ このホームページにつきまして
たもり TAMORI
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